2016年03月09日

【ヒント】ウォーミングアップとクールダウン

ウォーミングアップとクールダウン

■運動する前には準備体操をする。

これは、子どもの時から体育の授業のはじめに体操をするので、
日本人にとっては当たり前のことになっています。

山登りやハイキングをする際にも、
十分なウォーミングアップが必要です。

それは、怪我を防ぐことと、疲れを溜めにくくする事が目的です。


■ただ、どうしても
「ウォーミングアップ」=「ストレッチ」を
イメージしがちです。

厳密に言うといわゆるストレッチとは、「静的ストレッチ」です。

座って、後ろから背中を押してもらったり、
アキレス腱を勢いをつけて伸ばしたり。

これは、学校体育の弊害かもしれません。
体育の授業の前の体操は「ストレッチ」が主だったからです。

ウォーミングアップとは、本当は筋肉や関節を「温める」ことが目的です。
やるべき準備運動は「動的ストレッチ」です。
ブラジル体操のイメージです。


■山登りやハイキングでは、足だけでなく、
肩や背中の筋肉も温めておく必要が有ります。

長時間歩くと、肩がコル感じになったり、
自分の腕が重く感じることさえあります。

関節の可動域を広げるようなストレッチは、
運動を始める30分くらい前までに終わらせておく方が良い
と言われています。

現時点では諸説ありますが、
関節の可動域を広げることが、
山歩きなどでは捻挫の可能性を高めることになるので、
直前にはやらない方がいいということです。


■逆にクールダウンは、必ずやるべきという考えで一致しています。

翌日に疲れを残さない。
疲労した筋肉をより早く回復させる。

これらのためには、使った筋肉や関節のストレッチを
十分に行ってください。
この場合は「静的ストレッチ」でOKです。

同時に、運動が終わってすぐに、
アミノ酸系飲料を飲んだり、アミノ酸タブレットを食べることをお勧めします。

アミノ酸とは、タンパク質を分解したもの。
つまり、疲れた筋肉をより早く修復させることに役立つからです。

飲むタイミングは、「できるだけ早く」がベストです。


同じカテゴリー(◆山歩きのヒント)の記事
 【長い距離を歩くときのヒント】 まとめ (2020-03-13 12:00)
 【ヒント】こむら返り(足がつる)の予防 (2016-03-09 10:00)
 【ヒント】バテにくい食事内容 (2016-03-09 10:00)
 【ヒント】消費カロリーについて (2016-03-09 10:00)
 【ヒント】食料について (2016-03-09 10:00)
 【ヒント】標高と気温 (2016-03-09 10:00)

Posted by ソラティオーラ トレイルウォーキング・クラブ at 10:00│Comments(0)◆山歩きのヒント